侵食が続くピンククリフの今を見に行け!
ブライスキャニオン国立公園は、ユタ州南部に位置する国立公園です。
比較的新しい地層であるピンククリフPink Criffsが長い年月をかけて侵食され、フードゥーHoodoosと呼ばれる尖塔の形をした岩を形作っています。
赤い岩が森のように広がる圧倒的なその光景は、上から眺めても、下から見上げても、自然の驚異を私たちに再認識させてくれます。
このページでは、私たちが出会えたブライスキャニオン国立公園の風景をご紹介します。
ブライスキャニオン国立公園のおすすめスポット
出典:Maps - Bryce Canyon National Park (U.S. National Park Service)
南北に細長い形をしているブライスキャニオン国立公園には、舗装された道路が真ん中に通っており、車を利用しただけでも素晴らしい眺望の展望台にアクセスできます。
特にブライスキャニオンロッジBryce Canyon Lodgeがある園の北部には、見どころが集まっていて、ブライスキャニオンの魅力を味わうことができます。
サンライズ ポイント /
Sunrise Point
ブライスキャニオンロッジBryce Canyon Lodgeの近くにある展望台。
その名の通り、日の出を見るのに絶好の場所です。
右を見ても左を見てもフードゥーHoodoosと呼ばれる尖塔群がニョキニョキ立っていて、左手奥には沈みゆく船Sinking Shipの巨岩も望むことができます。
管理人イチオシのクイーンズガーデントレイルQueens Garden Trailの出発点でもあります。
クイーンズ ガーデン トレイル /
Queens Garden Trail
女王さまの形をした岩Queen Victroriaを目指す、片道1マイル、往復約3kmのトレイルです。
サンライズポイントSunrise Pointがトレイルヘッドで、展望台の上からフードゥーを眺めて冒険心をかき立ててからトレイルへと出発しましょう。
他のトレイルと比べて、緩やかにリムの下に降りることができます。
最後の方で、次に紹介するナバホループトレイルNavajo Loop Trailに繋がっているため、私たちはナバホループへと回りました。
ナバホ ループ トレイル /
Navajo Loop Trail
サンセットポイントの下に広がる、一周1.3マイル、2.2キロのループトレイルです。
雷神ハンマーThor's Hammerやウォール街Wall Streetなど、ブライスキャニオンを代表する奇石・奇岩が多く集まっています。
冬の間は、落石が多いウォール街が閉鎖されてしまうため、クイーンズ/ナバホ コンビネーションループQueen's/Navajo Combination Loopがおすすめです。
こちらは2.9マイル、4.6キロで3時間弱のループトレイルです。
リム トレイル /
Rim Trail
ブライスキャニオン国立公園北部の見どころが集中しているブライス円形劇場Bryce Amphitheater沿いの断崖を歩けるリムトレイルRim Trail。
フェアリーランド ポイントFairlyland Pointからブライス ポイントBryce Pointまで全長5.5マイル、約9.2キロあります。
全部歩くのは大変ですが、ブライスキャニオンの魅力が凝縮した遊歩道ですので、少しでも歩くことをおすすめします。
サンライズポイントSunrise Point、サンセットポイントSunset Point、インスピレーションポイントInspiration Pointなど、ロッジ近くは圧巻です。
ブライスポイント /
Bryce Point
リムトレイルRim Trail終点に位置する場所で、馬のヒズメに似た形のBryce Amphitheaterを南側から一望できます。
足元から遠くまでフードゥーHoodoosが一面に広がる眺望は、まさにブライスキャニオンのハイライト。
私たちがたどり着いた時には、だいぶ陽が陰ってしまっていました。
早朝など午前中に訪れるのがいいかも。
ナチュラルブリッジ /
Natural Bridge
ビジターセンターから南端のレインボーポイントへ向かう途中にある展望台で、目の前にアーチを見ることができます。
雪をかぶった赤い岩と針葉樹林の緑の色彩がとても綺麗でした。
ファービュー ポイント - ピラシー ポイント /
Farview Point-Piracy Point
ブライスキャニオンの中では、もはや何の変哲も無いところですが、近くにある2つの展望台どうしが見え、自分がどこから風景を見ているのかわかる場所です。
思ったよりもギリギリに展望台が設置されてました。笑
レインボー ポイント /
Rainbow Point
園内の南端に位置する展望スポット。
ブライスキャニオンの景色を特徴づけているピンククリフPink Criffsと呼ばれる地層が、雨・風・雪によって削り取られた様子を一望できます。
積雪の状態によっては、ここまで伸びている道路が閉鎖されてしまうようです。
私たちが行った時も、前日まで雪で園全体が閉鎖されていたようで、「再開初日に来れるなんてラッキーね」とレンジャーさんに言われました。
ヨビンパポイント /
Yovimpa Point
レインボーポイントに隣接する展望スポットですが、園の南端から南側を望める唯一の場所です。
他のポイントとは陽のあたり方が違うためか、ピンククリフの地層がより赤く見えました。
針葉樹林の密度も高まっていて、まさに”はじっこ”と行った感じです。
ブリスルコーンループトレイルBristlecone Loop Trailという易し目のトレイルもあり、最後の最後までブライスキャニオンを楽しめます。
トレイル情報を公式Webサイトでチェック!
Day Hikes - Bryce Canyon National Park (U.S. National Park Service)
場所と行き方
シーダーシティCeder Cityという空港がある街が割と近くにありますが、ラスベガスからレンタカーで来るのが一般的だと思います。
マッカラン空港から州間高速道路Interstate-15(I-15)を通って、270マイル、約5時間の長旅です。
近くのザイオン国立公園もぜひ一緒に訪れて欲しいので、カナブKanabの街を中心に旅行プランを立てると良いと思います。
ザイオンとブライスキャニオンは車で1時間半、75マイルぐらいしか離れていません。
活動拠点
最寄りの街はブライスBryce。
数件ホテルもあり、快適に過ごすことができます。
ブライスキャニオンでの早朝や夕暮れ時の景色は、素晴らしいと聞きました。
今度行く時はブライスの街で宿泊しようと思います。
頑張ればカナブKanabから日帰り旅行もできますが、暗くなった道路にはミュールジカをはじめとする動物たちが出て来る頻度が大幅に上がります。
私も何度もヒヤッとしましたし、動物を轢いてしまった車を何台か見かけました。
早朝や夜に車を運転する際は、本当に注意しましょう。