まさに生きている国立公園!
ハワイ火山国立公園Hawaiʻi Volcanoes National Parkは、ハワイ州ハワイ島南東部にある国立公園です。
マウナロア火山とキラウエア火山の二つの火山を中心として、ハワイ島の3%の面積がハワイ火山国立公園に属しています。
特にキラウエア火山は、近年も火山活動が活発な活火山で、2018年にもプナ地区で大規模な地震と噴火、溶岩の流出を起こしています。
このページでは、2015年に私たちが訪れたハワイ火山国立公園の姿をご紹介します。
ハワイ火山国立公園のおすすめスポット
出典:Maps - Hawai'i Volcanoes National Park (U.S. National Park Service)
ハワイ火山国立公園の魅力は、何と言っても溶岩!
冷えて固まった黒い溶岩が一面に広がる様子は、別の惑星に迷い込んだ感覚になれます。
いつか煮えたぎるマグマが流れ出すのも間近で見てみたいものです。
ハレマウマウ クレーター /
Halemaʻumaʻu Crater
キラウエア ビジターセンターKīlauea Visitor Centerの近くにある巨大なクレーター。
過去に何度も噴火や水蒸気爆発、崩落を繰り返しているようで、私たちが訪れた時も2008年から続く活発な火山活動で、クレーター リム ドライブCrater Rim Driveの大部分は封鎖されていました。
その後2018年に発生したプナ地区での溶岩流出によって、ハレマウマウ クレーターに溜まっていた溶岩はなくなってしまい、大規模な崩落によってクレーターの面積も拡大したそうです。
火山活動によって大きく地形を変え続ける自然の脅威を感じることができます。
チェーン オブ クレーターズ ロード /
Chain of Craters Road
キラウエア火山火口のビジターセンターから海岸のホーレイ シー アーチHōlei Sea Archまで伸びる22マイル、約36キロのドライブロード。
ハワイ火山国立公園の象徴である黒い溶岩の上を車で走ることができます。
途中にいくつも駐車スペースがあり、実際に波打つ溶岩台地の上を歩くことができます。
標高1247 mのキラウエア火山を上から下まで降りてくるため、火口付近と海岸とで天気や気温が大きく変わることがあります。
おかげで、晴れた海岸沿いから雨上がりの山頂へ戻る際、生まれて初めて虹の根元を見ることができました!
果たして宝物は眠っていたのでしょうか?笑
ホーレイ シー アーチ /
Hōlei Sea Arch
チェーン オブ クレーターズ ロードChain of Craters Roadの終着点にある溶岩でできたアーチです。
駐車スペースから10分ぐらい歩くと海岸沿いに見つけることができました。
溶岩が海に削られてできた海岸は、思っていたよりも荒々しい崖になっていて、なだらかな曲線で山頂へと向かうキラウエア火山の輪郭とは対照的です。
私たちは時間の都合で出かけられませんでしたが、ハワイ火山国立公園にもたくさんのトレイルがあります。
最新の火山活動や有毒ガスの情報に注意しながら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
トレイル情報を公式Webサイトでチェック!
Day Hikes - Hawai'i Volcanoes National Park (U.S. National Park Service)
場所と行き方
ハワイ火山国立公園はハワイ州ハワイ島にあります。
ハワイと言えばホノルルなどがあるオワフ島に行かれる方が圧倒的に多いと思いますが、オワフ島のホノルルからハワイ島コナKonaまで1時間ぐらいのフライトと、案外近いんです。
時期にもよりますが、ホノルルーコナ間は2万円前後で往復できます。
また最近では、成田から日本航空JALの直行便が運行されていて、より便利にハワイ島にアクセスできるようになりました。
コナ国際空港からハワイ火山国立公園までは約100マイル、車で2時間半ぐらいの距離にあります。
ハワイ島のもう一つの大きな街であるヒロHiloからの方がアクセスがよく、30マイルと1時間弱で国立公園に到着できます。
活動拠点
ハワイ火山国立公園の近くには、その名もボルケーノVolcanoという街があります。
ホテルやレストラン、ちょっとした買い物ができるスーパーもあり、国立公園を楽しむ準備をするのに最適な街です。
ヒロHiloの街からビジターセンターまでもそれほど遠くないので、ハワイの巨大な植物を体感できるハワイ トロピカル ボタニカル ガーデンHawaii Tropical Botanical Gardenとハシゴをするのもオススメです。
活動が続くハワイ火山国立公園。
1年後にはまた違った景色に様変わりしてしまう可能性を秘めています。
大地のエネルギーを間近で感じられる、この貴重な大自然の今を堪能したいものです。